元Google社員のポーランド人が語る働き方とは?

働き方改革が昨今叫ばれているが、もとGoogleの日本在住歴17年のポーランド人の視点で日本人の働き方に対して提案する本書「ニューエリート」を紹介します。
ピョートル氏はポーランド出身で外資系金融機関などで働いた後、
Googleで人材開発に携わり、独立したというピョートル・フェリクス・グジバチ氏。
モルガン・スタンレーでスーツでキメて働いた一方、
Googleに入ってからは黒シャツとジーンズをトレードマークにして働いたりした経験から「ニューエリート」を定義しています。
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ニューエリートとオールドエリートの違い
ピョートル氏はこれからの時代のリーダーとなるニューエリートと
旧時代の成功型であるオールドエリートを定義しています。
- ニューエリート:利他的・社会貢献・オープン・ルールを作る・ミニマリズム
- オールドエリート:強欲・ステータス・クローズド・ルールを守る・誇示的消費
ピョートル氏のいうオールドエリートは平たくいえば、
- 有名大学を出て、
- 大手企業に入社するというステータスを得て、
- 閉じたコミュニティの中で働き、
- 成功し、お金を手にすればブランド物を買うなどの消費をする
タイプの人々を指しています。
(「成功」以外は、まさに私のこと?笑)
その真逆がピョートル氏の定義するニューエリートになるわけだが、
なぜニューエリートになることを推すのでしょうか。
新時代のエリート像
これからの時代はAI化などのIT活用が更に進んでいき、
ホワイトカラーの働き方は変化を迎えようとしています。
特にこれまで日本のオールドエリートが得意にしていた
「既存の技術・システム・ノウハウを伸ばすような仕事」はAIに置き換わってしまうため、0から1を生み出す仕事がこれからのニューエリートの働き方だとしています。
- AIに取って代わる仕事:1を10にする仕事 (オールドエリートの働き方)
- AI時代も生き残る仕事:0から1を生む仕事 (ニューエリートの働き方)
0から1にする仕事の例として、
ぜひとも水不足・食糧不足などの社会課題に挑戦してほしいとピョートル氏は言います。
サラリーマンの私の感想
私自身、何を隠そう、東大を卒業して、普通に日系企業に就職しています。
まさにこの本の言うオールドエリートのスタイルで働いており、恥ずかしい限りでした。
毎日、満員電車に揺られて通勤し、日々1を10にする(10にもできていないかもしれないが)ような仕事をしています。
なんとなく書店で平積みされていたこの本を手に取り、買って読みましたが、
ふと自分のワークスタイルを振り返り、もっと社会貢献できる(自分の生産性をフル発揮する)仕事の仕方があるんじゃないかと考えるようになりました。
この本は日本で働く平均的なサラリーマンの皆さんに新しい時代の働き方を投げかけると思います。ぜひ読んでみてください!
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