暗記カードをオススメしない3つの理由

東大卒30代営業マンのタカです。
突然ですが、暗記カードって使ったことありますか?
細長い紙がリングで繋がれていて、表に問題、裏に回答を書いて使う暗記のための道具です。

意外と思われるかもしれませんが、東大生で暗記カードを使う人はあまりいません。
今日は暗記カードをオススメしない3つの理由をご説明します。
結論を先に言ってしまうと、3つの理由で暗記カードをオススメしません。
・作る作業に時間を取られてしまう
・一問一答形式で覚えてしまうため、応用が難しい
・短期集中になりがちで、長期記憶として定着しない
暗記カード作りに時間がかかってしまう
私も中学生の頃にクラスメイトが暗記カードを作っていて、私もやってみたことがあるのですが、暗記カード作りって結構時間がかかりますよね。
暗記カードを作る作業って時間がかかる割に、記憶に残らないんです。
暗記カードを作る時間の分、他の勉強をしたほうがいいことになってしまいます。
同じ反復作業をするのであれば、お金が掛かってしまいますが、
千円くらいで一問一答の問題集が各教科で出ているので、これを買って時間を節約したほうがいいです。
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一問一答形式で覚えてしまい応用が難しい
暗記カードを使って一問一答形式で覚えてしまうと応用が難しくなります。
ただ単語を覚えればいいのであれば問題ないのですが、実際の定期試験などでは関連知識含めて出題されることが多いのです。
例えば
徳川家康 = 江戸幕府の第一代将軍
と覚えてしまうと、
・どういう流れで江戸幕府が成立したか
・徳川家康が実施した政策
などがわからないまま、「徳川家康」という名前だけを覚えてしまうことになります。
短期集中になり、長期記憶として定着しない
暗記カードを使う場面はかなり試験に向けて切羽詰まっている状況だと思います。
ただ残念ながら、短期集中で覚えたものは時間が経つと忘れてしまうのです。
人間の記憶には短期記憶と長期記憶があります。
短期記憶=1ヶ月くらいで忘れてしまう記憶
長期記憶=長期に渡って残る記憶
電話を掛けるために090-XXXX-XXXXという電話番号を覚えることはできますが、
明日には忘れてしまいます。
これは短期記憶として記憶をしているからです。
もし、一週間に1回090-XXXX-XXXXに電話する必要があれば、忘れて覚えてを繰り返して、
記憶に定着していきます。
期間を空けて反復しながら、短期記憶を長期記憶に変えていくのです。
これは暗記カード自体の功罪ではないのですが、
暗記カードを使って短期集中で覚えても、長期記憶にならず、
すぐに忘れてしまいます。
まとめ
今回は暗記カードを使うデメリットについて説明しましたが、
本当に東大生で暗記カードを使っている人はほとんどいません。
それは暗記カードで覚えても、使える記憶にならないことが要因なのかもしれません。
最後に改めて、暗記カードをオススメしない3つの理由を振り返ります。
・作る作業に時間を取られてしまう
・一問一答形式で覚えてしまうため、応用が難しい
・短期集中になりがちで、長期記憶として定着しない
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